風水害対策
風水害に日頃から備える
風水害の基本は情報収集
大雨や台風のとき、気象庁や地元の気象台はさまざまな気象情報を発表します。気象情報の種類や内容を理解し、日頃から天気予報を気にかけるように心がけましょう。
注意報 | 災害のおそれがあるとき |
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警報 | 重大な災害のおそれがあるとき |
特別警報 | 数十年に一度の大災害が起こると予想される場合 |
土砂災害警戒情報 | 土砂災害のおそれがあるとき |
台風情報 | 台風が発生したとき |
自宅の風水害危険度を知る
自宅の風水害危険度を知るためには、土砂災害・洪水ハザードマップ(以下、ハザードマップという。)が役立ちます。ハザードマップは、予想される浸水の深さに応じて危険度を色分け表示していますので、自宅付近がどの程度の危険度になっているか確認しましょう。
ただし、ハザードマップに記載された情報は、「特定の想定」に基づくひとつの予測です。ハザードマップを活用して防災意識を高めることは重要ですが、頼り切ってしまうのは危険です。いざというときに自ら危険性を判断できる能力を養うことが重要です。
- ハザードマップの確認ポイント
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- 自宅のある場所の予測される危険な場所
- 避難場所の位置、そこに至る経路
- AEDの設置場所
- 防災施設(ヘリポート適地、消防器庫)の位置
風水害、土砂災害の危険が迫ったら
風が強いとき
屋内では
風圧や飛来物で窓ガラスが割れ、破片が吹き込む危険があります。外から板でふさいだり、内側からガムテープを×印に貼り、カーテンを引いておきましょう。
路上では
看板が飛んだり、街路樹が倒れたりする危険があるので、近くの頑丈な建物の中に避難しましょう。大雨を伴う場合は、地下には逃げこまないようにしましょう。
海辺では
海中への転落や高波に巻き込まれる危険があります。沿岸に近づかないようにしましょう。強風、豪雨時はサイレンなどの警報が聞こえないこともあるので十分に注意しましょう。
大雨のとき
屋内では
床下・床上浸水の危険があります。家財道具や貴重品を高い場所に移動しておきましょう。
車の運転中は
豪雨で視界が悪くなると非常に危険です。あせらずに高台に移動しましょう。浸水でエンストしたときは、無理に再始動させるとエンジンを傷めてしまいます。
河原では
急な増水や土砂災害の危険があるので、河川敷から堤防の外に移動しましょう。今いる場所で雨が降っていなくても、サイレンなどの警報が聞こえたらすぐ退避を。
土砂災害は前兆を確認したら、すぐ避難
土砂災害が発生すると、人命に関わる重大な被害をもたらします。長雨や大雨のときに次のような現象を確認したら、早めに避難し、防災機関に通報しましょう。
がけ崩れ
- がけからの水がにごる
- 地下水やわき水が止まる
- 斜面のひび割れ、変形がある
- 小石が落ちてくる
- がけから音がする
- 異様な匂いがする
土石流
- 山鳴りがする
- 立木の避ける音や岩の流れる音がする
- 雨が降り続いているのに、川の水位が下がる
- 川の水がにごったり、流木が交ざる
地すべり
- 地面にひび割れができる
- 井戸や沢の水がにごる
- がけや斜面から水が噴き出す
- 家やよう壁に亀裂が入る
- 家やよう壁、樹木、電柱が傾く
土砂災害の危険性が高まったとき、自主避難の判断の参考になるよう「土砂災害警戒情報」が発表される場合があります。ただし、情報が出なくても、上記のような異常に気づいたらすぐに避難して下さい。
風水害からの避難の注意点
安全な服装で
ヘルメットで頭を保護し、靴はひもで締められる運動靴を履く。裸足、長靴は厳禁。
深さに注意
歩行可能な水深の目安や約50センチだが、水の流れが速い場合は20センチ程度でも危険。危ないと判断した場合は、無理をせず、高所で助けを待つ。
足元に注意
道路が冠水すると足元が見えにくくなる。長い棒などを杖代わりにして、側溝やマンホールに気をつける。
単独行動は危険
避難するときは2人以上で。流されないように、ロープで互いを結ぶ。高齢者や傷病者などは背負い、子どもには浮き輪などをつけて安全を確保する。
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