
豊かな自然、
いいとこどりの町で始める新生活
仕事を基準に移住を決めました。前職を退職する際に、次はもともと関心のあった6次化産業に従事しながら地域活動にも参加してみたいと考えていたところ,知人から地域おこし協力隊を勧めてもらいました。協力隊の制度を調べていくうちに、自分のやりたいことができそうだという思いが強くなっていきました。もともと学生時代を岡山で過ごしていたこともあって、自然と岡山県内の地域おこし協力隊の募集を調べていたところ、矢掛町の水車の里フルーツトピアの募集を見つけて、正に自分の求めていた内容だったので応募・移住を決めました。
地域おこし協力隊の募集に応募してからは、民間企業の採用活動と同じように面接を受けて任用が決まりました。任用が決まってから活動開始までには約1ヵ月の期間があったので、個人で家を探して内覧などをしていました。私が物件を探していたときにはあまり選択肢がないのが正直なところでしたが、最近は賃貸アパートなども増えてきてかなり選択肢が豊富になっていて羨ましいかぎりです。
のどかな自然と伝統的な建築物が多く、正に都会の喧騒から離れたほどよい田舎暮らしといった印象です。普段の買い物はスーパーやホームセンター、ドラッグストアなどの量販店も豊富なため困ることはありません。また、岡山市や倉敷市、福山市などの都市部にも近いため非常に利便性が高いです。ただ、基本的に車での移動が前提になることには注意が必要です。
活動場所である水車の里フルーツトピアでは、施設管理運営を業務として地域おこし協力隊の活動を行っています。少しかっこよく書きましたが、水車の里農園でイチゴ・ぶどう・梨園などでの農作業やフルーツトピアでの接客、イベント企画などの施設に関するなんでも屋さんのような仕事です。
晴耕雨読というほど自由ではありませんが、生産の現場に出て体を動かすことや、お客さんと直接やり取りして喜んでもらえるのでとてもやりがいがあります。最近は矢掛町以外、県内外で手塩にかけて育てたフルーツなどを販売・PRに行く機会が増えていて、より一層充実した日々を過ごしています。
住めば都という言葉もあるように、住んでしまえば愛着も湧いてくるものです。大事なのは自分がその町で生活するところが想像できるかどうかだと思います。矢掛町は近年観光にも力を入れています。一度遊びに来て、お試し住宅など移住の相談をしてみるのはいかがでしょうか。